
こんにちは!ラグリエのhattoriです。
『足の下のステキな床』著者の今井さんにお会いして、古き良き床の美しさや魅力にあらためて感動した、私たちラグリエスタッフ。
私たちも、自分の足で歩いて、心ときめく床を見つけに行こう!
素敵な床を愛でる目を養うためにも、まずは色々なところに行ってみて、街にあるカワイイ床や、インテリアの参考になるようなステキな床を探してみよう!となりました。
不定期連載『rugreaトキメキ床研究会』がスタートします!
ラグリエスタッフが全国各地の床を探し歩く、ちょっとマニアックな床探しの旅へ出発です!
\おしゃれな柄、可愛い柄がいっぱい!/
もくじ
【常滑の床探し旅】やきものの街を歩いてみました
記念すべき第1回目は、やきものとタイルのまち、愛知県常滑市へ。

窯業で栄えた、古くからの町並みがそのまま残っていますよ。
常滑市は窯業が盛んな街で、常滑焼は日本六古窯の一つ(他は瀬戸、越前、信楽、丹波、備前の五つ)でもあり、この中で最も古く、最も規模が大きい窯元です。
今回のrugreaトキメキ床研究会では、このやきものの街で『INAXライブミュージアム』と『土管坂周辺散策』に行ってきました!
【INAXライブミュージアム】タイルの世界と床の魅力を体験

大きな煙突と緑に囲まれた施設です(撮影:Yamaさん)。
常滑市にある『INAXライブミュージアム』には「窯のある広場・資料館」「世界のタイル博物館」「陶楽工房」「土・どろんこ館」「ものづくり工房」「建築陶器のはじまり館」と6つのテーマ施設があり、ものづくりの心と、タイルや土の魅力にふれることができます。
大きな煙突が目印に!時間があればゆっくり公園散策しても気持ちよさそう。
世界のタイル博物館で出会った魅力的な床・壁デザイン
まずは、「世界のタイル博物館」へ。

やわらかな光と組み合わせた空間演出も印象的です。
ここには、紀元前から近代まで、7000点を超える装飾タイルを世界の国と地域から収蔵され、床や壁に施された装飾例として、選りすぐりのタイルたちが展示されています。
装飾タイルの魅力と発展の歴史を紹介する、希少なタイル専門博物館です。

床面のパターンと奥行きのある構図が来場者を迎え入れます。
足元に広がる幾何学模様のタイルにワクワクしながら、いざ中へ。

博物館に入ってすぐのエントランスの床も凝った作りでした。

タイルの立体感と光の反射が美しい。
同じタイルでも、貼り方を変えると、さまざまな模様が作れます。視点を変えることで、床や壁の印象も大きく変わるのが面白いですね。

世界最古のタイルや、細かいモザイクタイルの装飾が印象的でした。また、ボコボコしている感覚。ひんやりする感覚。味のあるタッチのイラスト。見て触って楽しかったです。

時間帯によって印象が変わるのも、タイルならではの魅力です。
天井までも美しいタイルで埋め尽くされていて、どこを見渡してもうっとりしてしまいます。


タイルに描かれた表情に思わず笑顔がこぼれます。
タイルは、壁や天井だけでなく床材としても使える、装飾性と機能性を兼ね備えた素材。
建物のあらゆる場所で使えるオールラウンダーなんですね。

建物全体が芸術作品のように仕上がっています。

こちらが本家?本物のタイルデザインを間近で見られます。



もはや、床が大きなキャンバスのよう。こんなに自由な発想で床を作れたら楽しいですね(笑)
INAXライブミュージアムを歩く|煉瓦・陶器・土の建築美
「世界のタイル博物館」を満喫したあと、せっかくなので、INAXライブミュージアムの他の施設も見学してきました!
窯のある広場・資料館

土管を焼いた大正時代の窯と建物、煙突を保存し公開している『窯のある広場・資料館』。
INAXライブミュージアムの各施設をめぐる際は、まずここでタイル博物館の入場券を購入するとスムーズです。

煉瓦造の大きな窯や、梁や柱を組んだ小屋組みの構造が美しい、迫力ある展示施設です。
陶楽工房

『陶楽工房』は、緑にかこまれた気持ちのよい空間で、陶を使った豊富なメニューで“ものづくり”を楽しめる建物です。

自分だったらどんな作品を作ろうかな~と想像するのも楽しいですね。
体験講座は予約制で、所要時間は1~1.5時間程度。楽しみながら、世界に一つだけのオリジナル作品が作れます!

講座メニューには期間限定の内容もあるようなので、訪れる前に公式サイトをチェックしてみてくださいね。
建築陶器のはじまり館

日本を代表する芸術性の高いテラコッタ建築を紹介する『建築陶器のはじまり館』。

展示施設は落ち着いた土壁に囲まれた屋内エリアと、自然光のもとテラコッタを鑑賞できる屋外の「テラコッタパーク」で構成されています。

風雨にさらされてきた歴史あるテラコッタが、美しく整備された緑の中でいっそう存在感を放ちます。ユニークな造形も魅力で、散策しながらじっくり楽しめます。
土・どろんこ館
土に触れ、遊び、体感することでその魅力や可能性を発見できる『土・どろんこ館』。


住まいの素材であり、やきものの原料である土。土をふんだんに使った建築の温もりや気持ちよさを感じる館内で、土の展示や体験教室を開催しています。

人気の体験「光るどろだんごづくり」や「土のパステルづくり」などを通じて、土の手触りや変化を楽しめます。
光るどろだんごは約1時間半で完成するとのこと。大人も子どもも、思わず夢中になってしまいそうです。

訪問時には、「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」という展覧会を開催していました(~2021年10月12日まで)
美術家の野老朝雄と建築デザイン事務所〈noiz〉が再びタッグを組み実現した展覧会です。
《プログラムで生成された映像や音が融合した空間では、模様がまるで生きているかのように変化し続けます。》見る人の感性を刺激する、唯一無二の体験でした。
これでぐるっと、INAXライブミュージアムを見てきました!体験教室などに参加したら、一日楽しめる施設ですね~。
世界のタイルが見られて面白かったですね。
動物や人をモチーフにしたタイルがかわいくて、見てて飽きなかった~。 次回は泥だんご作りに挑戦したいです。
帰ってからオンラインのタイル検定2級を受けました。何度かトライして2級合格 笑。それを通して改めて、タイルの歴史が深く面白く、また進化しているものだと感じました。
もともとモザイクタイルで小さなアクセサリーなどを作ったりしていましたが、今度はモルタルを使用して床をタイル施工してみたいなと思いました。
常滑で人気のMADOYAMA|土管工場跡のリノベ空間でいただく絶品カレー
INAXライブミュージアムでの展示を満喫したあとは、お楽しみのランチへ。
地元のTinaさんに案内してもらい、1階におしゃれな雑貨店、2階で絶品カレーが楽しめる「MADOYAMA」へ。

お店の雰囲気がよくて、くつろげました。 タンドリーチキンのプレートを注文しましたが、タンドリーチキンが程よい辛さでおいしかったです。
1階に販売していた食器が気になりました。

やきもの散歩道にあるMADOYAMAさん。ほっと安らぐ空間でした。
タンドリーチキンカレーをチョイス。野菜はもりもりでお腹いっぱいになりました。黒蜜のレアチーズケーキもとても美味しかったです。

辛いのは苦手なのですが…、そんな私でも美味しくいただけました!焼きたてのパンが美味しすぎ~。豆腐のティラミスの優しい甘さにも癒されました。
【常滑観光】土管坂とやきもの散歩道で床と街並みを楽しむ
お腹も満たされたところで、常滑の定番スポット『土管坂』へ。MADOYAMAからは徒歩5〜10分ほどの距離です。

土管坂はやはり定番ですね。
私の母校が常滑にあり、やきもの散歩道周辺は通学路でした。当時は空港もコストコもイオンもなくて、やきもの散歩道周辺のお店もそんなに多くなかったんですよ。
今はお洒落なお店も増え、見違えるほど変化しましたね。
坂道には「ケサワ」と呼ばれる、土管焼成時に使われた捨て輪の廃材が敷き詰められており、滑りにくく歩きやすくなっています。

初めて行ったけれど、懐かしい気持ちになるところでした。 レトロな街並みが素敵。
常滑の古民家ゲストハウスで、木のぬくもりと味わい深い床を楽しむ|YOMOGI GUESTHOUSE
「常滑、面白そうだけど少し遠いかも…」という方は、ゆったり1泊して街の魅力をじっくり味わうのもおすすめです。



常滑観光の際には、ぜひYOMOGI GUESTHOUSEさんへの宿泊をおすすめします^^(英語・フランス語OK)。
土管坂を登り切って左手にある、気さくなオーナーが迎えてくれるあたたかな宿です。
YOMOGI GUESTHOUSEのInstagramはこちら:https://www.instagram.com/yomogi_guesthouse_tokoname/
床視点で楽しむ常滑の旅|トキメキ床研究会まとめ

ミュージアムから常滑の街中への散策は、ちょうどいい距離感で、楽しく歩けました。
常滑には何度か来ていますが、床に注目しながら巡る常滑は、女子ラグリエメンバーと一緒だったこともあって、また違った魅力がありました。
これを機にもっとタイルのことを知りたくなって、タイル検定1級を目指したくなりました(笑)
昔ながらの窯元の雰囲気と、そこに自然に溶け込んでいる雑貨屋さんやカフェ。伝統と今っぽさが同居していて、歩いていて楽しかったです~。
後日談…

後日、息子を連れて「光るどろだんご」作りに行きました。大人も子どもも夢中になれる体験で、つるつるピカピカの仕上がりに!
rugrea トキメキ床研究会 ~常滑編~ まとめ
INAXライブミュージアムから土管坂周辺まで、床をテーマに歩いた常滑散策。見どころたっぷりの一日でした。
世界のタイル博物館では、発想豊かなカラフルタイルの床がたくさん展示されていて、見ているだけでワクワクします。
土管坂周辺では、年季の入った木の床や、陶器片が埋め込まれた歩道など、趣のある床との出会いがありました。
ひとりでふらりと訪れても、ご家族や友人と一緒でも、常滑のまちは一日じゅう楽しめる魅力があります。
次はどんな街で床探しをしようか。今からワクワクしてきますね。
次回の rugrea トキメキ床研究会も、どうぞお楽しみに!
\おうちの床を手軽に素敵に変えるなら/
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【今回訪れたスポットのご案内】
●INAXライブミュージアム
愛知県常滑市奥栄町1-130
TEL:0569-34-8282
https://livingculture.lixil.com/ilm/
●MADOYAMA(マドヤマ)
愛知県常滑市栄町3-111
TEL:0569-34-9980
https://www.instagram.com/madoyamaniino/
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hattori

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